2012.05.21

MELLOW・MELLOW

19thアルバム:Private nudeのラストのエピローグであり、次の20thアルバム:PRECIOUSのプロローグであるこの曲。
前回の選出の曲25thシングル:Everynightより始まった1988年のProduce by Michael Korgen作品時代の最終幕である。それでいて、また新たな世界へと飛翔するのも伺える曲

である。

石川秀美アルバム作品におけるラストナンバーはバラード曲なのであるが、否、邦楽洋楽問わず、たいていの歌い手のアルバム作品の最終曲とはバラードが多いのだが、
近年ではボーナストラックにおけるUpテンポ曲も在するが、常に新しい音楽フィールドへの挑戦を果たしていた石川秀美における最終アルバムではFunkだったため、今アルバムにて石川秀美アルバムのバラードのおけるラストナンバーとも言える。

[石川秀美オリジナルアルバム ラストナンバー一覧]
・海のスケッチ●妖精(フェアリー)
・それは…ハート&ハート●16・祭(SIXTEEN CARNIVAL)
・さよならはプロローグ●SEMI SWEET
・Summer Rain●SUMMER BREEZE
・迷惑なラブソディー●SECRET
・少しずつアイ・ラブ・ユー●HAPPENING
・Miss Lonelyの舞踏会●I
・WITHOUT LOVE●PASTICHE
・冬場面●BLANCHE
・夜空にDing Dong●SUR
・MELLOW・MELLOW●PRIVATE NUDE
・Da!DA!DA?DA!●PRECIOUS

なかなか秀逸な選曲な並びのバラード集CDが一枚出来そうである。
石川秀美のアーティスト性による完成度の高いバラード曲が必ず位置し最終アルバム:PRECIOUSでは、今曲を中心としたSlow&&Midテンポが位置するアルバムとなるため、最終曲♪Da!DA!DA?DA!は最高にアゲアゲなUptuneであるのだが、それについては後日に。個人的にはUpテンポで締めてもらいたい希望をラストアルバムで叶ええていただけた感である。

というわけで、これまでのアルバム曲の中でも最終曲にはより力を入れた名曲揃いである。
今曲においても例に漏れず、完成度の高い楽曲に更に歌唱力の飛翔が証明されている。
デビュー7年にて26枚のシングルリリース、19枚のアルバムをリリースした実力派な石川秀美ならではのクールでスタイリッシュな大人の曲である。

歌詞世界は初の同姓作詞家:石川あゆ子。
中村由真の作品群でも見かけましたが、個人的には早見優のアルバム:MOMENTSでも提供しており、ちょうど2ヶ月違いリリースアルバムの石川作品早見作品、どちらもCOOLな

アレンジで出来上がってる作品なので、大好きです。時代のアレンジにしても、なかなか重厚なGrooveを意識した2作品なのでPrivate nude&MOMENTS 姉妹品と言っても過言ではない。特にこの曲においてはAメロ使用の歌詞がエンディングに活きてくるという見事なアウトロ。フェードアウトよりこういう工夫を凝らしたアレンジが好き。

タイトルや詞の世界どおり、バラードというよりメロウなダウンテンポ。という珍しくも難しい、往年のキャリアがあるからこそ出来て、歌える曲である事から挑戦をテーマにしながらも、必ず成長している石川秀美の歌唱力も必聴である。

柔らかくて豊かな、甘みが熟した円熟した世界観とアレンジと歌唱が1つの曲に凝縮されている。
シンプルながらも渋みのある機械的硬質サウンドに、アカペラのように謡うように優しく柔和な歌声。異質なようで実に素晴らしい化学反応を起こしている。
楽曲のイメージに合わせていか様にも歌える石川秀美の歌唱力との協演である。そこがボーカリスト:石川秀美の持つ歌力:優しいのにかっこいい。
特にラストChorusでの説得力のある歌声と、Whisper唱法を取り入れての独特の世界観が素晴らしい。
次なるアルバムへの序章であるファンタジーな歌詞が散りばめられており、アレンジも実に、たおやかな妖精の別世界を彷彿している。

まさにさ・わ・や・か天使のキャッチフレーズでデビューした石川秀美が様々な歌の世界の冒険をし、再び妖精の世界へ帰るという物語のような曲である。
前述のアルバムラスト曲一覧ヒストリーから見ても、この1曲でこれまでを聴いて感じる石川秀美バラード歴史の集大成である。

2010.11.28

BOYS AND GIRLS

本格的に寒くなってくる季節にちょうどいい今曲が収録された19thアルバム:Praivate nudeからの渋い大人な曲。
アルバム中でも気合の入った入魂の1曲であるくらい目玉曲である。
アルバムの音の流れに慣れ、ノッてくる頃に順当する3曲目という点も由。

フェードインのイントロから始まり、リズムシンバルの音が降り続く雨と霧がかった静かなる夜の雰囲気。
ドラム音がやや軽い打ち込みサウンドではあり、単調に聴こえがちだが、今曲でのFeatureしたいところはリズム音とEギターの掛け合いだから、この軽さが良い。
EギターのVerse1,2でも同じなのだが、無骨な男前な音色。アウトロで叙情的なギターの音色がスマート。
何度でも聴きたくなる。

洗練されたタイトな歌唱も良い。金属音がアレンジに施されてるのと相まって、石川秀美の歌声の良さを引き出している。
硬軟かつ、フレーズに合わせたソウルフルな張りと、囁く妖艶な吐息ボイス、男前な歌い方。ロックな曲である。

歌詞は前年度の18thアルバム:Surのようなメッセージソング。実直に飛び込んでこい!みたいなw

決して派手ではないのだが、大人のグルーブを効かせている曲のため好きな曲。
このマイナー調での渋いリズムのかっこいい曲は25thシングル:EverynightのSide_B:青い影。
どっちもイイネー。ほんと。かっこいい。どちらも同じ作家陣に納得。
UKサウンドっぽい洋楽センスの効いたCoolな曲だ。この曲をシングルカットしても良かったのに。
こういうクールでタイトな楽曲を歌いこなせる石川秀美の歌の巧さが素晴らしい。

1988年アルバムリリースから開催されたライブツアーでも披露された。
しっかり憶えてますよ!この曲。ちなみに今ライブも大阪・梅田のバーボンハウス。

Bourbonhouselogo
大阪ではライブハウスの箱といえば有名どころなライブハウス。
2年前のライブツアーも大阪会場はここだったので、行き道も楽に会場に行けたのを記憶している。
道中の広告場所に「石川秀美ライブ Private nude」のポスターもありましたね。
ライブ中でもこの曲は要となっており、イントロがなった時の照明やEギターの音に注目していた。
音も良かったんだよなー。ここ。演奏の音もクリアな上に、ライブハウスではありがちなボーカル音が低いってのがなくて。ちゃんと演奏音とボーカル音のバランスが取れていた。

その頃のライブツアーってアルバム曲やリリースしたシングルの曲からの
アーティスト石川秀美路線の曲なセットリストだったので、とてもかっこよく大満足なロックライブだったのだけど、
今思えば、アイドル時代のアイドル曲を期待してた人もいた。掛け声の中でそのような声があったのも憶えてたりするw
東京公演では芳本美代子、国実百合も参加して歌っていたと聞いたのだけど、何の曲だったんでしょう?

まったくもって今、無念なのが当時、自分でメモしたセットリストを今、ないんですよ!?
なんで失くしたんだろう?俺。ほんま、あほや。と心から思う。
皆ほんまごめんなー。まさか文明の進化でこういう事ができるって知ってて、自らがやるなら。嗚呼。

さて、すっかり逞しいお母さんな秀美ちゃんの現在。
この曲の頃では、石川秀美ファンの女子もたくさんいて、当時アルバム中でも人気だった曲です。
ラジオAM放送の方のレギュラー番組を持っていた石川秀美Listen Hot!で作っていた新聞での好きな曲ランキングで目にした覚えもあるし、
同時期に始まったラジオFM放送ではタイトルが

BOYS&GIRLS秀美パラダイス!

でしたし。実は俺が石川秀美ファンサイトを創設する時のサイト名の候補に考えたのもこの曲だったんだよね。
この曲はそんな秀美姉さん的視線からみた男女ファンへの応援歌ともとれるだけに。

秋からのIN&ONのCMでは現在の秀美ちゃんの3バージョンが展開中。
http://www.shiseido.co.jp/inon/tvcm.html

次シーズンも続編があるといいな。

2008.11.21

Quarter Back

Quarterback EPレコードと、シングルCDでは26thシングル:ドレスの下の狂詩曲のB面(Side_B)であり、
19thアルバム:Praivate nudeのLPレコードには未収録であったが、アルバムCD版では6曲目に位置した曲であった。
それはちょうどA面とB面の間に位置するかのように・・・

さて、この曲は石川秀美自身の作詞した楽曲で、確か当時のラジオかなにかで

「雨」

を意識して詞を書いたと言っていた記憶がある。

雨音のようなシンセサイザードラム音がずっとあるのは、その意を遂行したものかと考察する。

ちょうどシングルとアルバムが同日リリースという事もあり、アレンジが統一されてる中の一曲なため、CDアルバムに収録されても違和感がない。

石川秀美のハスキーボイス面を活かしたJAZZYな、実に落ち着いたGrooveを効かせるシャレた大人のサウンドである。
アレンジもコード進行もシンプルなのであるが、そこがまたイイ。
一つ一つの音と石川秀美の説得力を増した歌唱力で情緒豊かに物語は進行していく。

本人作詞作品なだけに、歌詞の世界観は実体験とシンクロしている心情描写なのではないか?と考察するところだが、どうなんだろうか?!

石川秀美作詞曲では英語詞、ストレートな心情、きれいに歌詞がまとまった感が特徴付けられ、更にハッピーエンドな健やかな心を表現する世界観が多い。

事実から起こす世界かどうかは問題ではない。
石川秀美自身が好きな世界という点が重要なのである。

アイドル時代から失恋曲よりも、成就しているかわいい恋の曲が好きと言っていたのを憶えているのだが、大人歌手となったこの時期にも、その想いは健在であったわけだ。

石川秀美が自身で作った作品のそのバランス力は、スポーツ系少女であったのはもちろん、
現在、家庭において妻・母としてのキーパーソン的な秀悦なるバランス力を天性として持っているに違いないと考えられる。

話はそれてしまうが、芸能界時代の石川秀美の交友図も彼女ならではのバランス力で多くの人に愛されていた。そういう石川秀美自身のパーソナリティがこの曲に反映されている気がするのだ。
すごく聴いていて安心するような。うまい具合に幻想的なアレンジがまた由。

個人的にもこの曲はとても好きな曲。
雨の日や、ボーッとした時や、秋の季節など、ちょっとした時に流れる曲でもある。

基本UPテンポな曲が好きなのだけれど、当時からこの曲は頭に残った、現在でも残る好きな曲。

CD音源は先述のCDアルバムやCDシングルで聴く事ができたのだが、
2004年に発売されたベストCD BOX:石川秀美BOX~Complete Single Collectionにも、もちろん収録された楽曲なので、お持ちの方は是非、改めてじっくり聴いてみて欲しい。

2007.03.05

リップ・スティック

哀愁をおびたユーロビート調のメロディから始まるシリアスなナンバー。
ズシズシなっているEギターがよりドラマティックである。

すっかり都会的な大人の女性像をイメージした石川秀美であり、この頃のブラウン管で歌う石川秀美の姿も、妖艶でありスタイリッシュな大人の女性であった。

ボーカルにおいても、多様な歌唱法をとりいれており、
石川秀美の得意とするドスを効かせたハードな歌唱や、吐息のようなWhisperな歌唱が部分部分で使い分けられている点が素晴らしい。歌詞に合わせた情感を歌声で表現しきっている。

非常にうまいのが、同じメロディー、同じ歌詞においても2番とラストのサビでの違いがあり、聴いてる者を飽きさせない。
こういう巧さは本当にR&B歌手な証であると思う。

一見、淡々としたユーロビート調なだけに、一辺倒になりがちだが、歌手生活7年目。さすがの歌唱力を披露している。
また、アレンジにおいてもBridgeで盛り上げるEギターのリフの素晴らしさ。

リズムテンポは同じなのに、より盛り上がりドラマティックにラストを飾る。

アルバム中の後半では唯一のUPテンポな曲なのだが、前曲から、そして次の曲へとの流れが素晴らしく、じっくり聴かせている位置にある。

それにしても「リップスティック」というタイトルは歌詞には出てこないのだが・・・
デビュー当時、石川秀美本人も好きだったという桜田淳子とも取れるのだが・・・否、それはリンクしないなぁ。
が、濁音セクシー歌唱という点においては両者に共通するところであろう。あ、でもあんまり桜田淳子の曲は知らないんだけどね。
というわけで、カバー曲ではない。

このアルバムの曲の中に♪アフロディーテの罠でも、前述したのだが、実に同曲においても怪しい夜の舞踏会の世界観があって楽しい。

♪(JOKE)肌色した仮面つけて踊るわ。(DARK)いつの間にか乱れてゆくステップ。

なんとも、こういうロマンティックホラーな、洋風で怪しい世界観が素晴らしい。
石川秀美の曲となると”妖しい”が正解なわけだけどね。

本人談からもあるように「化粧をすると、いつもの自分からパフォーマーとしての自分に気持ちが切り替わる」と言っていただけに、
「リップスティック」というタイトルから曲、歌詞、世界観が一つになった石川秀美のアイドル歌手から大人の歌手への成長を物語るにふさわしい一曲であることが伺える。

2006.05.05

裸足で散歩

ドラムンリズムが目立った曲で、リズミカルな分、石川秀美のボーカルも弾むように踊っている。
とてもかっこよく歌い上げているのすばらしく、ちょっとしっとりしたアルバムの中でも元気系の曲である。

ドラム音のみのイントロから始まり、全編通してキーとなるシンセサイザーのメロディが印象的で、よく聴いてみれば意外とシンプルに作られた楽曲である。
石川秀美の得意とするスピーディでノリの良いリズムではない曲なのに、タンタンとしたリズム音が流れながらも、
Aメロ>Bメロ>サビのメロディアスに盛り上がりを見せるのは、作曲者の得意技であるとこも巧く、ノリよく感じる事ができる。

シンプルなアレンジだけに、石川秀美の歌唱力が活かされるところであり、シャウト寸前の石川秀美にしか出せない歌声がある。
その感はロック要素であり、どちらかというと男性ロックアーティスト的である。

また、それは音階との言葉の響きの語呂のバランスもよく、一つ一つのフレーズと言葉の音がよりCoolにキマル。
そこがこの曲のとても良い点である。

♪Woo Woo♪のGroove感は毎回違っており、とても趣深い。

俺は音楽は日頃あまり、歌詞内容を重視で聴かないタイプなんだが、この曲はとても歌詞がグッとくる。
石川秀美のもつ爽やかさと、純粋・純愛さが表れている中でも、弱くもろい面をみせず、強がってる人物像がいじらしい。

本心をグッとこらえて、相手との関係を颯爽とCoolにきめようとする事って恋愛において、誰でもあると思うけど、
1番の世界観から次の展開が楽しみな曲であり、2番は甘い思い出の青春があった時代に溺れるのではなく、
自分で決めた孤独においても楽しむ、
という自分をコントロールしようとしている姿勢が終始一貫している姿がまた良い。

都心で夜通し遊んで、始発で帰る頃にw聴きたくなる曲である。
後、友人の女性が、ある日飲んだ後に、帰路に着くまで、朝方なので誰もいないから、ヒールを脱いで手で持ち歩き帰宅した、
というエピソードを聞いた時には、まさにこの曲!と思ったりしたものっだったw

ちょうどこれからの季節にマッチング?!した状況描写な楽曲である。
足怪我しないか?と心配な感じではあるがw

2005.10.21

アフロディーテの罠

前回の単調なダンスミュージックのユーロじゃない、ブラコンテイストな曲を!というのに、最も近い曲がこの曲である。
日本では・・・まだまだWink大流行のユーロブームであったが、この時期アメリカでは・・・、俺の大好きなLAリード&ベイビーフェイス(Whitney Houston,bobby Brown,Paula Abdul)VSジミージャム&テリールイス(Janet Jackson)のプロデューサ楽曲合戦と、一大センセーショナルなブラコンDance Music大隆盛でした。
その勢いは、ちょっと後れて日本に入って小室ブームとなり、洋楽R&Bと呼ばれ、一般層にも黒人音楽が浸透する幕開けでもありました。

そこで、この曲です。非常に名曲な出来栄え。
リズム、メロディと展開は近年、発売されたディズニー映画のサントラ「The Haunted Mansion」に収録されているブラックミュージック並の在り方です。
更に、エンディングあたりの、一旦停止する凝った作りが、またイイ!
サポートダンスするような男性コーラスがより曲を、歌唱をもりあげる。

作曲はこのアルバムのトータルプロデュースもこなし、アイドル時代からの付き合いのありそうでなかった馬飼野康二。
シングル:ゆ・れ・て湘南~の1982年の次は1986年のアルバムへと時をあける。
シングル売上作戦ではねぇ、この人を起用してたなら、わかりやすいアイドルソングを作ったのではないだろか、と思うところでもある。

そして、石川秀美の低音ヴォイスで攻める斬新さ。
どんどん大人の色香の女性像になった石川秀美像に、もう一枚レベルをあげて、妖艶さを加えた世界観であり、ホラー的な世界観と歌詞の素晴らしさ。
これなんで、シングルカットしなかったの?てくらい。まぁ、もうちょっとアッパーなリズムと、コンビネーションつけたチームダンスが必要だけどね。
♪火の酒を口移してあげる・・・
ゾクっとしますねぇ!ワクワクしますねぇ!誘惑の女神が微笑む、怪しい月夜の舞踏会・・・
中森明菜にもちょっと近い気もするが、明菜ほど重苦しい陰気さがなく、ロマンティックホラーという言葉が似合う。
これは本当に名曲。石川秀美の新しい一面を出しながらも、石川秀美の良さを充分に出している。

タイトルは歌詞には出てこないが、すばらしい響きのイイ名前。そして「罠」
ギリシャ神話には興味深い逸話が秘められていて、ミステリアスな雰囲気があり、うまく石川秀美にシンクロさせてるなぁ、と実感。

この年に発売された来年時のカレンダーの写真が全体的にPrivate nudeと連動していたイメージでした。特に表紙。
魔女のような石川秀美。
多分、どこかの誰かが、これが由!として、次のアルバム作品を全体的に幻想的世界観にしたのではないだろうか。

秋の季節に似合ってる曲。もうすぐハロウィンだ!?

2005.05.22

プライヴェート ヌード

privatenude-single同名タイトルアルバムからの、リカットシングル。
好評により!というのが宣伝ポスターにあったんだけど、どこで好評だったか?!と当時謎でした。あ、今でも。

後期の歌唱法スタート時期ですかね。リカットシングルという事は、アルバムで収録されてた曲だったので、個人的には新しい作品ではなかった為、なんだか複雑な心境でした。ジャケットは前作の未公開ショットぽいけど、アーティスティックな色使いで、Cool&Sexyですね。バスルームの爽やかさと微笑みも石川秀美を象徴しています。

が!最近はなんだか、とても好きです。ほんと。
イントロは一音、一音、聴き漏らしてはもったいない!と思う音が使われていて、テンポは遅いんだけど実にメロディアスなフレーズだから、
ふとした時に頭の中で流れます。
よく聴いていると、1曲の中にいくつもの巧みな歌唱法がみられます。抜いた歌い方の中にも、部分的に石川秀美節と、石川秀美の新境地が織り交ざっていて、成長し続ける姿をみせてくれる。
男性コーラスのとの絡みもイイですね。ブラコンちっくな曲(Jimmy Jam&Terry Lewisか、LA. Reid&Babyfaceぽい)で、ちょうどこの時代の大流行NewJackSwing調で、Groovyなところも好感。

このシングルから、ミディアムテンポ三部作がシングルリリースされて、更に進化する石川秀美。
歌番組も激減時代で、僕はこの曲を歌ってる秀美ちゃんを見たのは1度きり。
黒のロングドレスに髪を結わえてUPにしていたと記憶しています。

しかし、ヒット具合はちょっとツライ結果となりましたが、これはリカットでなく、先行シングルであればまだ、良かったんじゃないかな?とか。
それは「ドレスの下の狂詩曲」か。
ナンでしょう、事務所の先輩の”姉”にあたる河合奈保子も同じ手法がとられていて、惨敗な結果となってますが(バラードは食傷気味の世間だったかもしれない)、
曲は良質なんですよね。秀樹の妹>姉妹。

ちなみに、アルバムバージョンでは次曲とのNON-STOPな為、フェードアウトとフェードインが重なり面白い曲カットなんだけど、
録音して楽しむなら普通のシングルバージョンの方が良い。
昨年、ベストBOXの発売で、この曲の存在を改めて知った方も多いと思うけど、どこかでw是非アルバム”Private nude”を入手して、聴き比べてみていただきたい。
あ~!こうなってんだぁ?!と一聴瞭然でございます。